ロータスヨーロッパ こそっと(^^;作業中
猛暑の中、
「KENKENの頼りになるスペシャルショップ」
ではロータスヨーロッパのボディ作業が行われていました。
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ロータスヨーロッパと言えば漫画
「サーキットの狼」
を連想される方も多いと思います。
自分もその一人ですが、今回は
「日本の某メーカーがロータスヨーロッパを手本とした車の開発を考えていた!?」
という都市伝説的な話を書きます。
自動車業界に従事したての頃、当時の勤務先の輸入車販売店に置かれていた
目を輝かせて1台のロータスヨーロッパを取り囲む推定20代半ばから30代前半の5~6人の男達。
「多分、カーマニアだろう」
と誰も声を掛ける人がいませんでしたので、
「ロータスヨーロッパをお探しですか?」
と尋ねると、その中の1人が
「見積書を欲しい」
と言いましたので、
「この人が欲しくて他の人は付き添いというか友達か」
程度に考えていました。
当時はバブル真っ只中でBMWの3シリーズ(5ナンバー)が六本木のカローラと言われたぐらいでして
信販会社にローンの与信をするると
「お申込みの御客様でしたら申し込み金額の200万円プラスの700万円までOKです。タイヤ・ホイール・オーディオはいかがでしょうか?」
と今では信じられない状態で銀行等の金融機関に至っては快晴なのに傘を必要以上に貸してくれました。
ロータスヨーロッパの見積もり依頼者は某自動車メーカーの開発担当者とかでローン購入でも何も心配しておりませんでした。
しかし、この人、いや、この御方は
「キャッシュで500万!」
というではありませんか!!!
バブル全盛とはいえフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ959などは投資対象で高騰していた時代ですが
ロータスヨーロッパはそうでもありませんでした。
しかも店頭にあった車輌はアメリカからの並行輸入されたもので通からは敬遠されるケースです。
「会社名で領収書が欲しい」
と言われたので当時はよくあった
「社員のための福利厚生として・・・」
という但し書きを領収書に入れるんだろうと思い会社名での領収書発行をお約束しました。
見積書を持って満足気に店頭から帰る御客様を見送りました。
結局この御客様の購入とはなりませんでした。
某自動車メーカーが軽くてハンドリングの良い車の開発を目指していたが、バブル時代とはいえ
「役員の猛反対で開発話は中止」
となりました。
その某自動車メーカーとは
「S」のマークの地元企業です
皆さんもうおわかりですよね?
後日談ですがテレビを見ていた筆者は某軍団に所属するダンディ俳優がCMで
「俺
タチ軽タス」
と言っているのを聞いて
「ああ、あの話は本当だったのか!!!」
と改めて思い、
「軽くてロータスのタスをもらい軽タスか~!!!」
と一人、ほくそ笑んでいました。
信じるか信じないかはアナタ次第です
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