より安全で正確、そして迅速な検査を目指して

KENKEN

2014年08月04日 23:01

アメリカからの並行輸入車の場合、日本や欧州のように刻印された車体番号が無い事が殆どです。
日本で新規登録の際、国の職権で打刻しております。
近年はプラスチックプレート状のものを貼りつけるようになりましたが、数年前は国で指定する
刻印を打刻していました。
静岡県で新規登録された場合は静岡の静の「青」という字から「月」だけ活かし
 月XXXXXX月
神奈川県は「神」という字の「申」だけ活かし
 申XXXXxx申
というように、どこの都道府県で新規登録されたのか分かるようになっていました。

そのため、各運輸局によって打刻位置がバラバラで継続検査の度に確認するのに苦労しております。
何年か前から車体番号と原動機型式が職権打刻となる場合は車検証の備考欄に打刻位置を記載
するようになりましたが、今回の車輌の場合は20年前に神奈川で新規登録された事は分かるのですが、
どこに打刻されているのか探すのに苦労します。
今日も部署交代の時間を利用して職員総出で確認となりました。
結局、車体番号はフレームの「内側」に打刻されており、原動機型式も鏡を使用しないと確認できません。

このような状態では他の受験者の方にも迷惑がかかりますし、時間の有効活用にもなりません。
車内にテプラ等で打刻位置を貼り付けておけば良いのですが、使用者が変わったりして次回の継続検査まで
貼られている可能性は少ないです。

そこで、車体番号と原動機型式の打刻位置を備考欄に記載して次回からの継続検査において
 誰が見ても分かりやすい
ようにしてしてもらいました。
同時に原動機型式が不鮮明のため、再打刻として
シリンダーブロックに新しい刻印(プレート)を頂きました。
車体番号は「神」ですが原動機型式は「国」となりました。





なんだか難しい話ですね(^^;

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